【コンサル一年目が学ぶこと】を読んで
こんにちは!
今回ご紹介するのは、元コンサルティング・ファーム出身で現在は経営者として活躍されている大石哲之さん著の「コンサル一年目が学ぶこと」です!
コンサルファーム出身後、活躍されている方々へのインタビューから、入社後から何年も経った今でも大事だと考えている「話す技術・考える技術・マインドセット」について記載されています。
さらに大石さんご自身の経験談も記載されていてとても納得しながら読み進められます(^^)
僕はコンサルティング・ファームではないですが、業界としてはITコンサルの立ち位置であるため、入社時の研修ではこの本に書かれている内容を学んだ記憶がありました。
しかし、実際の日々の業務では全く活かせていません。
知っていることとできることは全くの別物であると痛感したと同時に、再度訓練を行いたいな、と思いました。
前置きが長くなってしまいましたが(^^;)いつものように、各章ごとの重要な点またはまとめと、それに関する気付きや感想をご紹介していきます!
話す技術
まずはコンサル流の話す技術のご紹介です。
この章の全体的な感想としては、いかに相手に重要な点が伝わり、そして相手を満足させられるかを意識する必要があると思いました。
入社後の研修でも、「相手意識」について学びましたが、改めて思い出すと同時に、欠落していたことを痛感しました。。。
それでは僕が取り組みたいと思った重要な点を3つご紹介します!
PREP法で話す
こちらはよく言われていることですが、一応ご説明しますと、P(Point: 結論)、R(Reason: 理由)、E(Example: 例)、そして再びP(結論)、という話し方です。
ビジネスでは常識かもしれません。
しかし、日本人は言語的な理由から物語形式で話してしまうことが多いようで、僕も実際に物語のように話してしまうことがあります。
「何か言わなければ」と思い、取り止めのない話をしてしまうのです。
結論から話す、と考えながらミーティングに参加した際はできるのですが、急に聞かれた際にはあまりできていないと思います。。。
これは特に意識して取り組まなければ訓練できないと思いますので、普段の生活からPREP法またはそれに近しい形で話したいと思いました。
また、「何か言わなければダメなやつだと思われる」と思うことも間違いであると言っていました。
質問にすぐ適当に答えることの方が尚更浅はかだと思われてしまうようです。
思い付きで話すのではなく、就活の面接の時のように少し時間をもらって整理してから結論から話したり、ミーティング前に話すことをしっかり整理することを意識したいですね!
相手に理解してもらえるように話す
これも基本だと言われたらそこまでですが、果たして実際にできているのだろうかと思います。
この節で印象に残っていることは「相手は何も知らない」という前提で話すことです。
というのも、僕のような新人からしたら自分の知っていることは先輩や上司も知っていると考えてしまい、詳細を省いて説明してしまう節があると思ったからです。
これも「相手意識」の不足から来るものだと思いました。
またこの話を僕の社外のメンターの方にアウトプットした際、「"こそあど言葉"もよくない」と言われていました。
これからは常に相手は何も知らない前提で接し、知っているようだったら省く、という形で進めていきたいですね!
加えて「無言は無理解のサイン」という点も印象に残りました。
実際僕もあまり理解していない時は無言になってしまいます。
相手の理解度を推し量る時の目安にしたいと思いました!
相手の期待値を把握する
この章の中で最も重要な点だと思います。
これは、コンサル出身者にビジネスとは何か、と聞いた際にほぼ全員が「相手の期待を越え続けること」と答えたそうです。
クライアントの期待値を推し量り、それを越えることがビジネスとのことでした。
そしてさらに、上司の期待値を超えていくことも重要とのことです。
そこで僕は、上司の期待値はどれくらいなのか、それを把握するためのツールが報・連・相だと思い、ただの行動ではなく、目標や何を求めているかを理解し、明確化するためのツールとして活用する必要があると思いました。
クライアントからの評価はもちろん、社内での評価獲得のためにもこれからは大切にしていきたいと思います!
考える技術
お次は思考術です。
問題解決のための思考技術はすでに体系化されています。
そしてそれを研修でやりました、、、が!
この本を読んで「そういえば、」と言った現状です。。。
復習を兼ね、そしてこれから活用していけるよう、特に実践していきたい2点をご紹介します!
雲雨傘論
こちらも問題解決では基本かもしれませんね、すみません。
ですがこちらも普段から意識して考えないといけないと思いました。
というのも、僕は何かを説明する際、現状を説明(雲)した後、すぐにどうしたら良いか(傘)を言ってしまったり、現状を説明(雲)した後に問題点を述べる(雨)で終わらせる、と言ったことがあるからです。
これからは「事実」「私の解釈」「推奨アクション」というテンプレートを用意して調査にあたることで訓練したいと思います!
またこれは話す技術にも当てはまると思います。
相手意識を持って相手に伝わるように整理して話すことの土台につながると思います。
相手に伝わるようにするために「雲雨傘論」で考える。
これをセットにしたいと思います!
重点思考
エッセンシャル思考やエフォートレス思考でも出てきましたが、パレートの法則を用いることです。
パレートの法則とは、80 %の成果は残りの20 %からなる。と言ったように、大多数は残りの小数から形成されているということです。
つまり、業務でも20 %を見極めて取り組めば80 %が出来上がるということです。
そしてこの20 %を見極めることが重要です。
そのためには、受動的に取り組むのではなく、能動的に自分の頭で考えることが必要だと思いました。
自分なりの意見を持って20 %を見極め、フィードバックをもらう、といった一連の流れをこれからは重視したいと思います。
さらに本の中では、残りの80 %を捨てることも重要だと言われていました。
そうすることで不要なことをせずに作業効率が上がり、考える時間をより使うことができるとのことでした。
マインドセット
こちらはプロフェッショナルとしてのマインドセットについて述べられていました。
ここでもまた僕が強く印象に残った点についてご紹介します!
喋らない会議に出るな
これはかなり強めのメッセージですが、実際に自分が上司になったらそう思うかもしれません。
会議で無言でいるのは参加していない事と同じで、チームに貢献できていないとのことでした。
僕も3回に1回くらいほぼ何も話さずに終了する会議があります。
オンラインだから話を遮ってしまったり、的外れなことを言って会議の進行を妨げたりすることが恐ろしくて思いついたことがあっても発言ができない時があります。
ですがある時、ふと発言した際に僕の先輩が「ガンガン発言して爪痕を残して欲しい」とおっしゃっていました。
その言葉に勇気づけられ、今は昔よりも発言する機会が増えました。
ですがまだまだですね。。。
チームに貢献しているかという目線で見ると、そこまでかもしれません。
新人なりに知恵を絞って何か言わなければいけないなと思いました。
まとめ
ビジネスマンとして重要な「話す技術・考える技術・マインド」についてご紹介しました。
では本ブログでのご紹介内容をまとめます!
話す技術
- 相手に伝わるように話す
- 期待値を超えるため、コミュニケーションで推し量る
考える技術
- すでに体系化された思考術があり、それを学び訓練する必要がある
- 自分で考え、自分で判断しなければならない
- 考えた結果を上手く相手に伝わるように話さなければならない
- 自分がプロであることを意識しなければならない
- 会議では自分自身の考えを持ち、発言しなければならない
- 発言は遠慮ではなく無貢献である
以上です!
コンサル業界のイメージにふさわしい内容であったと感じると同時に、自分はまだまだできていないと思いました。
書籍の内容を自分のケースに当てはめた時、「こうすべきだった、」というように思ったからです。
ただここで気づけたことは良かったと思います。
また僕は作業ができるかどうか聞かれた際、「ちょっとやってみないとわからないですがとりあえずやってみます。」と答えることがあります。
これも反省すべき点だと思いました。
やる前にやり方を考え、そこから判断したいと思います!
これから日々訓練し、また同僚にアウトプットして自分のものにしていきたいですね!
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