【Who Moved My Cheese? ~チーズはどこへ消えた?~】を読んで①
今回はスペンサー・ジョンソン著、門田美鈴訳のチーズはどこへ消えた?についてまとめ、感想をご紹介します!
変化していく現代社会にうまく対応しなければならないよ、という内容を示唆している本で、第110刷もあるベストセラーです。
ページ数もトータルで94ページ、また絵と格言だけで丸々1ページ使うところもあり、非常に読みやすくなっています。
構成は3部からなっていて、同級生たちによる「ある集まり」、同級生が語る「チーズはどこへ消えた?の物語」、そしてその物語を受けての同級生たちの「ディスカッション」となっています。
主要の物語部分では、2匹のネズミ「スニッフとスカリー」、2人の小人「ヘムとホー」が登場します。
それぞれが表すものは、
スニッフ: いち早く変化を嗅ぎつけることができる
スカリー: すぐさま行動を起こすことができる
ヘム: さらに悪化する事を恐れて変化を認めずに逆らう
ホー: もっといいことがあるに違いないと、うまく変化の波に乗る
という我々人間の特性です。
ちなみに皆さんはどのタイプでしょうか?
僕は何も考えずにスカリーのように行動することが多いかな、と思います。(それはそれで少し問題あり)
それでは内容まとめと感想についてご紹介します!
読んだ後、自分はどのタイプだったか、そしてこれからどうするか、ご意見ご感想をいただけましたら幸いです!
前提
- ネズミのスニッフとスカリー
- 物事を単純に考える
- 小人のヘムとホー
- 物事を複雑に考える
- 人であるという強力な信念から優位に立ちたがる
迷路でチーズを探し、見つけるとチーズを食べては家に帰る生活
- スニッフとスカリー
- 毎日注意深く周囲を観察
- 何か変化はないか確認
- ヘムとホー
- チーズが与えられることに満足
ある日、いつもの場所にチーズがなくなっていた
- スニッフとスカリー
- 現状分析無し
- 新しいチーズを探しに迷路へ
- ヘムとホー
- 絶望し、怒りに溢れ、現実逃避
- なぜないか分析
- 毎日同じ事を繰り返す
- チーズがかつて置かれていた場所へ、再び置かれる事を期待
- ヘム
- 現状維持を好む
- いつかチーズが現れる事を待つべき
- ホー
- 動けば良いことがあるかもと思う
- 恐怖心やヘムの考えを受け入れ、一歩を踏み出せない
物語の流れ: ホーが迷路で気付いたことを壁に格言として書きながら進む
ストーリーと格言、それに対する感想
もし恐怖がなければ何をするだろう
ホーはついに迷路に旅立つ決心をすると同時に、自分を奮い立たせて迷路に入った。
新しいことを始める際、必ず恐怖心や羞恥心はあると思います。
しかし、その感情がないとした場合、自分は何をしたいだろうか、と考えることで、最もハードルが高いと思われる最初の一歩を踏み出すことができるのだと思いました。
常にチーズの匂いを嗅いでみること、そうすれば古くなったことに気付く
迷路では苦労しながらも進み続け、それと同時に「何が起こっているか注意深く見ておけば、変化に備えておけば」と後悔していた。そしてもっと変化に注意深くなろうと考えた。
これは現代社会の自身の仕事領域で当てはめると、現在使っているソフトや考え方に相当すると思います。
常にそれらの情報を収集し、時代は何を求めているのかについてアンテナを張っておかなければ、この変わりゆく時代に取り残されてしまうと考え、少し恐怖心が芽生えました(^^;)
新しい方向に進めば新しいチーズが手に入る
恐怖に駆られながらも、自分を奮い立たせさらに奥へ進んだ
正直、必ず手に入るかは分かりませんが、そこは臨機応変に対応し、すぐさま道を変えることが必要なのかなと思いました。
最初の変化に対する恐怖心を乗り越えてしまえば、道を変えることは大したことないと思ったからです。
まだ大きな変化に直面したことはないですが、臨機応変さは変化に対応する上で重要になるのかなと思いました。
恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる
恐怖がなければ何をするかを考えて進み続けた
これは特に感想はありませんが、とりあえず最初の一歩を踏み出す、そして進み続けるためには恐怖を乗り越えるんだなぁと思いました、薄くてすみません(笑)
まだ新しいチーズが見つかっていなくてもそのチーズを楽しんでいる自分を想像すればそれが実現する
新しい場所にある新しいチーズのイメージを明確に持ちながら進むと気持ちも楽になり進み続けた
このパートでは、ゴールの姿を明確にすることが重要だと思いました。
変化の先にあるゴールを明確にすることでそれに向けた計画や努力の仕方も変わってくる上、ポジティブな気持ちで臨むことができると思いました。
ちょっと長くなってしまいましたので一旦ここでページを区切りますね!
ホーは無事チーズを見つけられたのか、そしてまたどんな格言を残し、どう結果をまとめたのか、ぜひ次でチェックしてください!